2015.04.21 Tue

『学生』と『地域住民や企業』との、より良い関係を築き、まちを盛り上げる

2015年4月1日(水)のテーマは、【『学生』と『地域住民や企業』との、より良い関係を築き、まちを盛り上げる 】

今回は13名の学生が参加し、普段あまり話し合いの場がない、「学生」と「企業」、「地域住民」が、今回のテーマについて真剣に話し合いました。

話し合いが始まる前に、この街の事例紹介として、神田淡路町とその周辺地域のコミュニティづくりを行っている、一般社団法人淡路エリアマネジメント 松本さんから、『学生』と『地域』の取り組みについての事例を紹介。

DSC_0065

安田不動産株式会社が運営する複合施設「ワテラス」には、地域活動に貢献をする学生を対照としたマンション(ワテラススチューデントハウス)があり、「地域」と「学生」の両者をつなぎ、地域活動を円滑にするための取り組みを一般社団法人淡路エリアマネジメントが行っています。
➤ワテラススチューデントハウスの詳細は以下より
http://www.awaji-am.com/tostudent/

ワテラス防災訓練や、淡路町周辺のクリーンアップ活動、小川町雪だるまコンテストなど、実に多くの取り組みに学生が参加している事例を紹介していただきました。

次に2つの学生団体の紹介と活動の報告を行いました。

最初の団体は、明治大学町づくり道場代表の榎田さんから。

DSC_0073

お茶の水JAZZ祭の総合プロデューサー・宇崎竜童氏の「音楽で町を元気にする」という思いに共感して集まった約40名の現役明治大学生が「会場運営」「広報・チケット」「千代田区イベント」などの担当にわかれ、実行委員として当イベントやお茶の水・神保町周辺のイベント運営に参加しています。

主な活動として、”母校の町への恩返し”と “ お茶の水の町おこし”をコンセプトにした音楽祭「お茶ノ水JAZZ祭」、東日本大震災により楽器を全て失った東北地方の学校へ、音楽に楽しむ機会を取り戻してもらうために、チャリティーで集まったお金を寄付し、楽器購入代に充ててもらうイベント「おちゃちゃり」は、明治大学町づくり道場の学生が中心となって開催しています。

学生2人目の発表者は、お茶の水を舞台にまちづくりを行いたいという意思を持った学生有志のもと設立された学生団体One.の大城さんです。

DSC_0083

主な活動として、「てぬぐい大作戦」があります。
「てぬぐい」を地域資源として位置づけ、千代田区内の各町会からてぬぐいを寄付して頂き、神田でまちづくり活動を行う学生が企画運営を行い、展示を実施するというものです。
2012年、一般社団法人淡路エリアマネジメント主催『第一回神田学生まちづくりコンペ』においてグランプリを獲得、活動支援金をもとに、運営を行い、ワテラスのまちびらきイベントとして2013年春に実施。第2回を2015年の春に神田祭に向けた企画展示として実施いたしました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この後は、『学生』と『地域住民や企業』との、より良い関係を築き、まちを盛り上げる、について、各チーム毎に議論、意見をまとめて学生が発表しました

f

日本大学 土屋光太郎チーム
【 学生と企業が連携する大事 】
この街に根付く町会、商店街などの昔からある貴重な文化を守りながら、企業や学生や新住民がスムーズに街づくりに参加するためには、学生と企業が連携して活動する事が大事。
企業は場所やお金というリソースがあり、学生は自由な発想や行動力がある。
企業の場所を活用して、学生が行動する事で、前から住んでいる方、新しく来た方が、交流しやすいイベントを開催する事で活気をもたらす。

 

d

明治大学 榎田晃文チーム
【 小さな活動からまずはスタートする事が大事 】
神田御茶ノ水界隈の地域住民は、村のような排他的な部分があり、ここに学生が入る事で何ができるのか?
また『学生』と『地域住民や企業』との、より良い関係を築き、まちを盛り上げるという事は、何からはじめるべきなのかという議論の元、話し合いがスタートしました。
神輿の担ぎ手が足りていない現状や、街のゴミを拾う活動など、小さな活動からスタートをする事で、地域の人と触れ合いつつ交流を深め、観察する事で、どのような事が地域住民に響くのかを知る事が大事。
その小さな活動の積み重ねを下の学年にもしっかりと伝えていく。

 

b

明治大学 丸宗揮チーム
【 街を盛り上げるとは何? 】
まず街が盛り上がっている状態とはどんな状態の事を指すのか?
大人と学生が参加できる場がどこにあるのかを考えた時、学生が盛り上がっている場所で考えた場合は、横浜や大宮、渋谷などにあるような、カラオケや娯楽施設などで学生が遊ぶ。
そのようなものが少ないこのエリアには、現状、学生はこのエリアで遊んでいない。

では、どうしたら、大人と学生が盛り上がる街にできるのか?
※これについては、ディスカッションの時間でまとめきれず。

 

a

日本大学 木山由香子チーム
【 イベントの継続性、それをサポートする関係性が大事 】
現状の関係性についての話し合いからスタート。

1.現状は学生が卒業した後の繋がりが懸念点(卒業したら、それで街との縁が終わる。)
2.街づくりイベントは多々あるが、まとまりにかける、また学生のイベントも、学生同士の関わりが少ない。
➤もっと街づくりをしている学生同士が交流、そこに企業や地域の方がサポートをする関係を構築できたら、もっと良い仕組みになるのではないか?という意見が出ました。

そして、イベントの継続性が大事。
そのためには企業のサポートや地域住民の理解を得る。
学生は4年間で卒業なので、学生の甘さを取り除くためには、学生が会社を起業してイベントをビジネス化するなど、様々な取り組みを神田でやるのは面白いのではないだろうか?

 

DSC_0162

明治大学 横本俊二チーム
【 お互いの事をよく理解する事が、ニーズを満たした街の盛り上げに繋がる 】
街を盛り上げる事について、2つの視点で考えた。
1.企業の意見
学生が地域活動に興味があるか、わからない。そのため、欲しい情報が入ってこないのが現実としてある。それによって企業も学生との取り組みに対してモチベーションの維持が難しい。それは学生のやりたい事がよく理解できていないから。
結果として、地域住民にとっては、ニーズを汲み取った活動ではないため、学生や企業と関わる事が難しい。

2.学生の意見
学生の時にしかできない事で、街を盛り上げたいと思っている。そして、地域交流の場に参加する機会もないため、学生がやりたい事と地域のニーズが一致していない。
地域と学生の間にサポートをする大人の仲介が必要。(淡路エリアマネジメントなど)

 

e

日本大学 鎌田桜子チーム
【 単体でも良い企画ならば、自然と連携が図る場が生まれる 】
ディスカッションの中で、大人の方々から怒られたという発言からスタート。

学生はエッジの効いた、ギリギリの企画を企業(大人)に提案すれば、企業(大人)も一緒になって、企画の実現に向けて考える。
無理に『学生』『地域住民』『企業』を結びつけて、連携して活動する事自体が必ずしもいいとは限らないのではないだろうか?
単体でも、良い企画を作る事ができれば、自然と周りの連携を図る事はできるのではないだろうか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

まとめ
お互いに接点がない関係性のため、テーマも含めてハードルが高い会となりました。
チーム毎の発表までに、まとめられないチームも多く、アウトプットに関しても、有意義な意見は少なくなってしまいました。

しかし、「Thinking」後の懇親会では、席から移動せずに、しばらくチームで大人と学生が交流する風景を見る事ができ、お互いの接点の場が作れた事は収穫です。今後はこの接点を活かして、本来実現したかった地域への取り組みに動き出します。

News一覧へ