2015.06.16 Tue

神田スポーツ店街について考える

2015年6月2日(火)のテーマは、神田スポーツ店連絡協議会の会長を務める(スポーツショップV3 Kadoyaの店主)角谷さんを迎えて、【神田スポーツ店街について考える】をテーマに、45名のメンバーで、Thinkingを実施!

神田スポーツ店連絡協議会の活動内容や、神田スポーツ店街が抱える課題について情報共有した後、スポーツや活性化に携わるお二人から貴重な意見を頂戴しました。

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神田スポーツ店連絡協議会 会長(スポーツショップ V3カドヤ 店主) 角谷 幹夫さん

【スポーツ店街の概要 】
大学が多くあり学生街だった事からスポーツ用品店の需要が生まれ少しずつ出展が進み、野球のグローブやアイススケート用品などを販売していた。神保町から水道橋を繋ぐ道など当時では賑わいを見せたが、バブル崩壊後は衰退の一途を辿ってきた。

GWや春から秋にかけて売り上げが落ち込んでしまっている現状は、秋と冬にイベントの開催が偏ってしまっていることが原因の一つであるといえる。10月、11月に年間の2.3割を占めているイベントを新たに春夏の時期に提案することで、スポーツ界の活性化を期待する。

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スポーツ店に勤務する現場スタッフ目線でのお話

【現代は専門性以上に気軽さに需要があるのかもしれない】
冬に商売、というイメージが根付いたスポーツ業界。弊社は専門店というよりは幅広い商品、対象を扱う中で、最近の傾向としてカジュアルファッションとしてスポーツを楽しむ人が増えてきていると感じる。スポーツに関わる入り口が異なるジャンルのものに意外と存在しているのかもしれない。楽しみ方の変化を感じる。

地域活性の仕事をされている、株式会社ジャズーの宮園さんのお話

【魅力を引き出すツールの重要性】
数年前企画運営したカレーとスポーツがコラボレーションしたイベントで、報道にあがるものの、スポーツ祭りと紹介された時間は一瞬であったことから、いかに注目を集め集客に繋げるのかという課題にぶつかった。

魅力をどのように表現するか、どの切り口からアプローチするのかを良く考えるという事を実感しました。

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ここからは、各チーム毎に議論、意見発表をまとめたものを記載します。

【新たな要素を持ち込み狙いを絞ったイベントを提案】
・皇居ランナーが資源になるのではないか。ランナーを巻き込んで行きたい。例えばmizunoなどのスポンサーに協力してもらい、スポーツ選手によるクリニック等を開くのはどうか。
・ジャンルを絞ったスポーツバーを開く。神保町のスポーツの専門が集まった街らしく的を絞って。例えばマラソン、スキー、スノボーなど。
スポーツ祭りというネーミングももっと絞って行った方が良いのではないか。
・街のカリスマ店員を紹介PRしていく広告を作る。情報の提供とお店のPRで双方に価値が生まれる。
・人工雪を広場に持ち込みスキー場で新商品を試せる場をつくる

【若い女の子、在住している家族層に的を当てる】
・住んでいる人の活動量が少ないゆえに、おじさま層で偏ってしまっている街が現状
・キャンプイベントを実施する。公開空地を利用。夏の季節のいい時期に、キャンプグッズを貸し出し、試しに体験で利用してもらう。都心でのキャンプは防災訓練にもなるのでは。
・自転車で細い路を走るイベント。素人でもプロでも、都内で路をたどる大規模な自転車イベントをしよう。例えば「ちよくる」を使用して。
・ヒップホップやズンバなどのダンスショーを街で行う

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【神保町ユニバーサルにトライ】
・給水所ならぬ給カレー所を作る
・スポーツ店は専門店である分ライトユーザーにとっては敷居が高い。店員とのコミュニケーションをとれるようになったら良いのでは。

【体験をスポーツ店への足を運ぶきっかけにする】
・ファミタクのように、この街であらゆるスポーツを体験できる場を提供することで、購買意欲を刺激出来るのではないだろうか。短期イベントではなく長期的な視点で。
・日本人のみでなく海外旅行者を視野に入れたい。少子高齢化、仕事で忙しく外に出にくい日本人を対象にし続けるよりも、新たなユーザーに着目したい。何年か先の変化を見据えて。

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【若者を対象に、流行りを掴む】
・学生を中心に暑苦しさからくるスポーツ離れを感じ、今人気の夏フェスなど、既にあるイベントとコラボして若者を引き込む。
・街全体での取り組みに意味がある。神保町オリンピックの開催をするなど、種目ごとに場所を変え、幅広いスポーツのストックを知ってもらう。
・山系のファッショングッズなど人気があるのではないか。ファッションにごだわりのある人がスポーツファッションをするようになっている現状もある。

【みるスポーツ、するスポーツ、きるスポーツ】
・この街は用品店の集まりなので、いかに、するスポーツの需要を増やすかが重要。
・するスポーツの体験出来る場づくりをしてみる
・しかし、するスポーツの需要を高めるには、みるスポーツからの繋ぎが重要。みるからするへの垣根を下げる仕組みづくりが必要ではないか。
・新たなスポーツの枠組みとして、着るスポーツもある。今話題のコスプレイヤーのように、来てもらうからするに繋げる方法もある。漫画にもあるように憧れからの注目も期待できる。

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まとめ
様々なスポーツのあり方があると感じる。時期や対象者の重要性を再確認するとともに、実行していける場の確保を進めていきたいと角谷さん。
今回も様々な職種の方、学生の参加により、多様なアイデアが生まれました。

次回、7月3日(金)は、第10回目を記念して、特別ゲストを迎えての講演会スタイル。
引き続き、このまちで生まれる模様をレポートしていきたいと思います。

文:共立女子大学4年生 建築・デザイン学科 丸山飛鳥(EDITORY インターン)

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