DSC_0020修正2
No.196

鷹鳥屋 明さん

株式会社Cultures Factory 商品企画部 部長
中東の人たちにもっと日本を知ってもらいたい

株式会社Cultures Factoryは日本の商品を中東向けに売り出すための広告やイベント、実際の貿易など様々な取り組みを行う会社です。もともとは中東の大使館や外交官の住居を中心とする日常生活をサポートする事業があり、そこから派生した会社です。

筑波大学で歴史学を専攻し主に中国とトルコの歴史を勉強していたという鷹鳥屋さん。最初は学者志望でしたが、その道で生きていく事の厳しさを目の当たりにし、企業で働く事を選んだそうです。「日立製作所で6年間ほど財務や経営企画を担当しながら日本と海外を行き来していました。」その後製作所の職員として外務省からサウジアラビアに派遣され、その文化が自分に合っているのを感じたと言います。

「大使館のパーティーにサウジアラビアの衣装をフル装備で着て行ったら大人気に。それからは各国大使館からいろいろなパーティーに呼ばれるようになりました。」 その後一年間のヨルダン・パレスチナでの難民支援の仕事も経験。帰国後、アラビア語の先生の紹介で中東に関わる貿易も広告もできる人の募集を知り、二年前から現職へ就かれました。フリーランスと会社員の合わさったような今の働き方が気に入っているそうです。

鷹鳥屋さんと神田の街との一番の関係性は間違いなく本だといいます。「大学時代はつくばエクスプレスで秋葉原まで来て、専門の歴史書を買いあさって、美味しいご飯を食べるのが東京に出てくる楽しみでした。お気に入りの本屋は三省堂。語学関係、ビジネス書が平積みに並んでいるのがとても見やすくていいですね。本屋に外国の友人を連れて行くこともあります。」

ご自身の今後の展望について聞いてみました。「中東において日本のプレゼンスが年々落ちているのは間違いありません。韓国や中国は、外のマーケットに出て国の文化を浸透させ、国のファンを作ることを国家戦略としてやっています。情報化社会で世界の距離は近くなっているが、実際に世界を見に行こうと実際外に出る勢いを持っている人が少ない。自己キャラクターを活かして日本をアピールし、日本文化のファンを増やしていきたいです。また様々な日本の伝統文化の品々を現地ローカライズする事業に力を入れて“和風”を広める努力をしています。」

「中東の人たちが日本文化を知るための拠点が神田にできたらいいですね。残念ながら中東には本を読む文化がありませんが、目で見て分かる形で文化を広める拠点になったらいい。文化の融合拠点としての神田もいいですね。アラブ風の浮世絵なんてどうですかね?」

ライター:EDITORY アルバイト 吉野香穂(上智大学 経営学科 二年)

DATA
株式会社 Cultures Factory

株式会社 Cultures Factory

日本の文化を中東諸国に発信し、中東諸国との文化的交流を促進するために様々な取り組みを行っている。刀や鎧などの伝統工芸品をはじめ、マンガ・アニメ・ゲーム等のポップカルチャー商品、及びこれらに付随する情報を中東向けに提供する。

〒101-0065 東京都千代田区西神田1丁目3−6UETAKE BLDG.7階
TEL : 03-5577-6086
URL : http://cultures-factory.co.jp

閉じる