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No.222

佐藤 歩さん

株式会社エーアイエル ロボットコミュニケーションチーム
『ロボット』を通じて、夢中で作る喜び、
プログラミングの魅力を届ける

愛嬌のある”顔“と、ちょっと短めの4本足が特徴のロボット『AR-01』。遠隔センサーの動きに合わせて前後に歩いたり、メロディーを鳴らしたりする様子に、みるみる愛着が湧いてきます。

『AR-01』の開発者であり、ロボット事業の活動を担う佐藤さんの本業は、ネットワークエンジニア。同じ技術職といってもロボットは全くの専門外だったそう。佐藤さんがロボットに興味を持ったきっかけは、数年前テレビで見掛けた学生のロボットコンテスト。
「どうやってロボットを動かしているのか気になって、ネットや本で調べてみたんです。自分でも作れるんじゃないかと思い、パーツとなるアルミなどを買ってきて、切ったり曲げたりして夢中で作りました。」
この時の体験が面白くて、社内のビジネスコンテストで『体験型ロボット教育』として提案したところ、見事勝ち残り事業化することに。

現在は、オンライン動画でロボットの組み立て、プログラムの方法を学び、成果を発表できるシステム作りを進めています。
「年齢に関係なく、夢中になって作ることや、自分のプログラム通りにロボットが動く喜びを体験してもらいたいです。これがきっかけで将来ロボット博士になる人が出てきたら嬉しいですね。」

そんな佐藤さんは、実は美大出身で絵描きを目指していたという、現在のお仕事からは想像できない経歴の持ち主。個展を開いたり、展覧会に入選したことも。
「大学卒業後、昼間は集中して絵を描きたかったので、夜間働くことにしました。サンドイッチ工場の夜勤アルバイトの面接に行ったら、すでに募集は終了していて、代わりに紹介されたのがIT関係のアルバイトだったんです。」
倉庫にパソコンをズラーっと並べて、ひたすらエンターキーを押していくお仕事。徐々に難易度の高い仕事を担当するようになり、気づけばエンジニアになっていたそうです。

どんな人にロボット作りを体験して欲しいですか?という問いには、
「自分の息子たちがもうちょっと大きくなった時に、面白がって体験をしてくれたら嬉しいです。家にある空き缶でロボットを工作したり、楽しく学んでくれたら。」
と、子煩悩な一面も。

こんなことも話してくれました。
「現代の工業製品は、一見、捉えどころがないくらい複雑化しています。だからと言って、自分には関係ないと思ってしまうのはもったいない。元を辿ればシンプルな技術の組み合わせなんです。基礎知識さえ持っていれば、複雑さに飲み込まれることなく世の中の仕組みに付き合っていける。ロボット作りを通して、そういったことを伝えていきたいです。」

最後には、こんなユーモラスな提案も。
「神田お神輿ロボットを作って、神田祭でお披露目したいですね。ワッショイとお神輿を担ぎながら、ついでにビールも運んでくれるっていうのはどうですか?」
佐藤さん、次回の神田祭を楽しみにしています!

ライター:EDITORYスタッフ 久保 彩

DATA
株式会社エーアイエル

株式会社エーアイエル

主力事業は、技術系や事務系の人材派遣および人材教育。2016年10月に新規事業開発プロジェクトとしてロボットコミュニケーションチームを立ち上げた。独自開発した教育用ロボット『AR-01』は、自由に機能を追加したり改造ができるため、ユーザーオリジナル作品を作れるのが魅力。子ども向けプログラミング教育に限らず、企業や自治体向けの技術教育、一般向けのワークショップなど幅広い活動を進めている。

〒101-0051 東京都千代田区神田神保町 3-29 帝国書院ビル5F
TEL : 03-3265-1368
URL : http://www.ailltd.co.jp URL : https://www.ail-robots.com

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