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No.159

福沢 純さん

FESTINA LENTE オーナー
古くて良いものを残していきたい想いを大事に、様々なひとを受け入れる落ち着いた場所を創っていきたい

再開発が進む神田のオフィス街の中で、昭和47年築のレトロなビルの2階にあるFESTINA LENTE(フェスティーナ レンテ)。

このお店では、福沢さんとスタッフの方がこだわって選び抜いたアンティーク雑貨や文房具などが整然と置かれています。FESTINA LENTEはラテン語の格言で「ゆっくり急げ」という意味。福沢さんがもともと働かれている出版社でお仕事を始めたばかりの頃に感銘を受けた言葉です。

「古くて良いものを残していきたいという想いがあります。古いものには時間を経ないと纏えない佇まいがあり、この建物と出会った時、二度とは出会えない物件だろうという直感がありました。この貴重な建物をどう生かすか、ということが実は大きな仕事のモチベーションになっています。もともとある素材をどうしたら個性を引き出してより良くできるだろうか?ということが一つのテーマになっています。商品もこだわりのアンティークのものを仕入れています。」

この街を選んだ福沢さんは、今まであまり物販のお店が多くなかった神田にお店を出すことで、どんな科学反応が起こるのか楽しみだと語ります。神田の街のひとびとの生活リズムに寄り添いながらも、雑貨を通じて街のひとたちの毎日が少しでも楽しくなって、人と人とのつながりの仲介ができることをとても嬉しく思っているそうです。福沢さんの仕入れの哲学は「こだわり」を押しつけるのではなく、かたちある「もの」がどのくらいそれに触れたひとの心を揺さぶるか、あるいはコミュニケーションをを生み出すか、ということが大切だと言います。

「会社員の方の往来が多いこの街において、日常の喧噪を離れてほっと一息、自分を取り戻して憩うことのできる、また古いものや異質なものから刺激を受けて日常生活のなかで創造的な営みの手助けのできる、そんな街の香辛料屋さんのような存在でありたいです」

ライター:EDITORYインターン 中家穂乃実
(青山学院大学4年 国際政治学科)

DATA
FESTINA LENTE(フェスティーナ レンテ)

FESTINA LENTE(フェスティーナ レンテ)

店名の「フェスティーナ レンテ」とは、ラテン語の格言で「ゆっくり急げ」という意味。 アンティーク雑貨、レトロな文房具、海外雑貨、洋書など、オーナーとスタッフが選び抜いた商品を幅広く取り扱う。OPEN11:00 CLOSE19:00 定休日は日曜日。

〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-16 香村ビル2F
TEL : 03-5577-3071

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