これ
No.161

五十嵐 健祐さん

お茶の水内科 院長
薬を出すだけではなく、ウォーキングで運動不足解消など、病院の枠を越え、この街をヘルスケアシティにしたい

御茶ノ水の駿河台下交差点に「お」の看板を掲げ、2014年9月に開設されたお茶の水内科は、総合内科と循環器内科を専門とし、平日夜間、土日休日と診療、お住まいの方からこの街で勤める会社員、学生まで、平日日中多忙な方も気軽に利用しやすいクリニックです。

院長の五十嵐さんは慶應義塾大学医学部を出て、地方の病院での救急医療をメインに研修をした。救急医療に携わる中で、人間が掛かる病気は次の3パターンに分類されることに気が付きました。

「病気は主に、癌、脳卒中や心筋梗塞等の血管の病気、交通事故や遺伝性のもの等その他の疾患と大きく3つに分類される。心臓の動きや血管を見る循環器内科は、ダイレクトに命に関わるためリスクは非常に高いが、循環器病の予防の重要性を強く感じ、心臓と血管を専門にすることにしました。血管疾患は起こる場所の違いで症状や病名が変わりますが、脳でも心臓でも原因、起きている現象は同じ、なので予防も治療は同じ、早期に発見出来れば多くはしっかりと予防の打ち手があります」

そう感じて以降、臓器の部位に関わらず血管の病気をトータルして診ることの出来る病院を求め、日本中を探しましたが、イメージ通りの病院が一つも存在しなかったことから、なければ自分で作るしかないと思い立ち、自分でクリニックを立ち上げることにしました。

浪人時代に、御茶ノ水の駿台予備校に通いながら、授業の合間などに神保町の古本屋街を探索した。川村文庫、明倫館書店、岩波書店などで、エジソン、ニュートン、アインシュタインの科学書に感銘を受けました。世の中の真理に近づきたいという思いが芽生え、医学部の道へ。そしてこの街への愛着や文化に魅せられて、飽きることのない魅力からクリニック開設の地へ繋がっていったそうです。

「現在、病院へは症状が起きてから来る人がメインですが、症状が発症する前のなるべく早い段階で気付くべき、予防すべき病気が数多く存在します。様々なセンシング機能を搭載したスマートフォンを誰でも身近に持っている時代、それらを病気の予防や体調の管理に活用出来ないかと考えました。病院の医療機器と家庭の機器との間にあるヘルスケアという領域を、適切な段階で適切な医学的介入に繋げていく必要があると思います。」

最も大切なことは病院の外でおきている、そう感じた五十嵐さんはさらなるチェレンジを始めています。病院では出来ないが世の中に求められているものを医学的根拠に基づき作り出していく、現場で実感している課題を一つずつ解決し、世の中を医療の面から少しずつ良くしていきたいと語るのが印象的でした。

ライター:EDITORYインターン 丸山飛鳥
(共立女子大学4年 建築・デザイン学科)

DATA
お茶の水内科

お茶の水内科

日常的な病気から、生活習慣病など長期的に管理が重要なものまで、多岐に渡る症状を診る総合内科と、予防に効果が期待できる動脈硬化などによって起こる心臓病や血管病を診る循環器内科を専門としている。 その他の活動として、不整脈を原因とした病気を未然に防ぐことを目的とした、自ら脈をチェック出来るアプリの開発、ウォーキングに健康の原点を見出し、ウォーキングステーションも2015年9月オープン予定。

〒101-0052 東京都千代田区神田小川町3-10 Sビル駿河台4階
TEL : 03-5577-6513
URL : http://ochanomizunaika.com/ URL : https://www.facebook.com/ochanomizunaika

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