IMG_②
No.223

加藤 正博さん

古瀬戸珈琲店 オーナー
建築とアート、人が創り出す『自由に遊べる空間』

1988年4月にオープンした神田・神保町の「ギャラリー珈琲店・古瀬戸」は街の中で一際大きな存在感を示しています。

店内には女優の城戸真亜子さんが描かれた壁画の作品があり、他にも瀬戸物や焼き物で作られた柱や大きな絵が展示してあります。

大学時代に建築を学ばれていた古瀬戸カフェオーナーの加藤さんに魅力的なお店の内装について教えていただきました。

「皆さんそのときに1人ひとり仰ることは違います。やっぱりうちのお店が他とは違うのは神谷の設計です。実はこのお店全体がグラウンドピアノの形をしています。だから、カウンターの前にグラウンドピアノの形をしたテーブルが置いてあります。あと天井と床を見てください。全部小さい穴が空いています。壁は赤い色が塗ってあるだけで木ですから。要するに自然材で出来ていて、全てが消音材になっています。」

古瀬戸カフェの内装設計を任された建築家の神谷さんと加藤さんは大学時代から続いている古くからの友人で、神谷さんへの信頼は厚いです。お店の中のゆったりとした空間はギャラリーだけでなく、建築も大きく関係していて、お店の設計の1つひとつに大切な役割があります。

最後に素敵な空間を通して、神保町に訪れるお客さんに何を提供したいのか加藤さんにお話しいただきました。

「喫茶店でもタイプが2つあります。オープンカウンターにしてバーみたいにお客さんと対話しながらサービスするタイプとホテルのロビーみたいにお客さんが勝手に遊ぶタイプがあります。ここへきて本を読んだり、打ち合わせをしたりそれから食事ができます。だから、ここにはランチタイムがないです。あとはお客さんが一人でも来やすいように配慮して外からお店が見えないように窓がついていません。ここへ来るお客さんには自由に楽しんでほしいです。」

今回、写真に載っているのは加藤さんの代わりに自ら申し出てくれた男性アルバイトの方です。古瀬戸珈琲店には自分たちで考えて動く従業員が多いと加藤さんは言います。写真を撮る間も従業員の方や加藤さん自身もレジや周りのお客さんに気を配りながら協力してくれていたのが印象的です。背景にある壁画は女優の城戸真亜子さんが描いた作品。いまも描き直し続けている途中で、これからも魅力的な壁画の変化には目が離せません。

 

ライター:中嶋智大 日本大学法学部

DATA
ギャラリー珈琲店 古瀬戸

ギャラリー珈琲店 古瀬戸

ギャラリー珈琲店・古瀬戸は、内壁画・外壁画・店内と内も外も中もアートにつつまれた空間の中で、カフェを楽しめるようになっている。ランチタイムが設定されていないので、好きなときに食事を取れるのが特徴だ。飲み物と軽食の種類も豊富でアートを鑑賞しながら食事を楽しめる。1人でも利用しやすい内装も魅力的で、誰もがゆったりした時間を過ごせる空間である。

〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-7 NSEビル1階
TEL : 03-3294-7941
URL : https://www4.hp-ez.com/hp/kosetocoffee/ URL : https://tabelog.com/tokyo/A1310/A131002/13006272/

閉じる