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No.24

佐竹 三枝子さん

古書 たなごころ 店主
“本屋という場所”が持つ力で、
人と人をつなげたい

幼い頃、三重県で育ったという佐竹さん。身体が弱く、病気がちな女の子で江戸川乱歩や手塚治虫といった作家たちの本を読んで過ごす、いつも本に飢えた子どもだったそうです。 かつて、早稲田にあった「まんが市文化堂」という貸本屋さんで働いていたという佐竹さん。その時の店主は、現在、神田・神保町にある「@ワンダー」、「ブックカフェ二十世紀」を営む鈴木宏さんでした。いろんな縁が重なり、神保町へとやってきた佐竹さんは、「この街には、ここで何かをやってみたいと思わせる力がある」といいます。
「ここまで本に溢れた街はほかに知りません。ここで生業をしていることは誇りです。人の身体も寿命も限りあるものだから、限りあるまでがんばりたいです」

年に1回程度、神保町でスペースをレンタルし、仲間と共同でイベントを開催する佐竹さん。SF小説について語り、交流したり、「良い翻訳とは何か」について考えたりと、本を通しての楽しさを広げるイメージで取り組んでいるといいます。

「『古書 たなごころ』にいらっしゃるお客さんはお話好きな方が多く、私もここでの会話が楽しみです。本屋という場所が生む、会話やつながりを大切にしています」

ライター:EDITORYインターン 水谷冬紀
(成蹊大学4年 法学部政治学科)

DATA
古書 たなごころ

古書 たなごころ

2010年10月に開店した、神保町1丁目の裏路地に佇む小さな古書店。SF・ミステリ・幻想・デザイン・趣味の古書を取り扱う。営業時間は13:00〜19:00(仕入外出有)、日曜定休。

〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-20 小川ビル1F
TEL : 03-6273-7075
URL : http://kosyotanagokoro.blog135.fc2.com/

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