これ
No.162

三輪 徳子さん

カフェ トロワバグ オーナー
一滴一滴ハンドドリップするコーヒーにはいろんな思いが詰まっている。母の世代から39年続く喫茶店を続けながら、今の時代に合った新しいことも一緒にやっていきたい。

ビルの地下を降り、ドアを開けるとタイムスリップしたような気持ちになれるトロワバグは1976年創業で、神保町の中でも歴史のある喫茶店です。トロワバグの2代目オーナーの三輪さんは大学卒業後、イタリア食器を取り扱う会社で勤め、お母様が体調を崩された際に、一緒にお店に立ち始めました。そのお母様が亡くなられた後、お店を継がれ、カフェトロワバグを切り盛りしています。お母様のご実家がこのビルだったため、神保町の街は小さい頃から馴染みがありました。

「働いている母の姿が好きでした。お店にいる母はまるで雰囲気が違うんです。凛としている姿で働いている母を見て、小さい頃からこういう風になりたいっていうのはありました。」

お店を継いで最初の頃は、プレッシャーを感じ、葛藤する日々が続きました。お店に立ちながら、お客様と接していくうちに自分らしくやればいいんだ、と思えたそうです。今まではコーヒーだけを置いていましたが、今ではワインもお店で楽しめるようにしました。また、月に一度、ワインとコーヒーのイベントも行っています。

「豆を何年も寝かして、時間をかけ、一滴一滴ハンドドリップするコーヒーにはいろんな思いが詰まっています。人と人とのコミュニケーションの場をこのお店とコーヒーで作っていきたいです。」

人とのつながりを大事にしている三輪さんのカフェトロワバグでは、お客様同士がお付き合いされたり、お仕事を一緒にされたり、ミラクルがたくさん起こるそうです。39年続く喫茶店が見る神保町は、人の温かみで溢れています。

「コーヒーや喫茶店に関心のない人たちも集まって来られるような何かを神保町でずっと続けることが私の使命だと思っています。喫茶店、古本屋、人。これからは、それぞれの魅力がある神保町でもっと横のつながりができればと思っています。」

ライター:EDITORYインターン 中家穂乃実
(青山学院大学4年 国際政治学科)

DATA
カフェ トロワバグ

カフェ トロワバグ

1976年創業。オールドビーンズのネルドッリップで一杯一杯丁寧に入れるコーヒーを楽しめる喫茶店。コーヒーとセットで注文が可能なグラタントーストも絶品。月に一度、カーブトロワバグというワインのイベントを開催している。落語、映画、美容など多岐にわたるテーマを設け、ワインとコーヒーが楽しめる。 営業時間:平日10:00〜21:00 土曜日12:00〜19:00。日曜定休日。

〒101-0051 東京都千代田区神保町1-12-1 富田メガネ地下1階
TEL : 03-3294-8597
URL : http://troisbagues.com/ URL : https://www.facebook.com/trois.bagues1976?fref=nf

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