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No.37

佐古田 亮介さん

けやき書店 店主
本が好きじゃないと出来ない仕事。
第二のふるさとである神保町に恩返しがしたい

佐古田さんが神保町に来たのは18才の時。もともとSF小説好きの文学青年で、はじめは出版社志望でしたが、110年続く老舗の古書店“一誠堂”の店員募集の新聞広告を見て、本屋の方が面白そうと働きはじめました。昭和62年に独立し、けやき書店を創業。最初は目録販売のお店だったそうです。

佐古田さんにとって、神保町は第二のふるさと。40代を過ぎたあたりで、人生の半分を神保町で過ごしていると気づき、いつかこの街に恩返ししないといけないと思うようになりました。現在、全国古書籍商連盟の会長になった理由もそのひとつ。

最近では、毎年秋に行っている全古書連主催の“古本まつり”が大きな力になって、この地域に別の動きが生まれています。これにより神田支部だけでなく千代田区全体へと繋がっていき、また古書業界だけじゃなく色んな業界の人と関わるようになりました。その為にも原点である“古本まつり”をしっかりやっていきたいと佐古田さんは言います。

けやき書店は、ゆくゆくは次男に譲り、2代目なりの色を出していって欲しいと考えます。「古書店は、まず本が好きじゃないとできない。本に対する興味、好奇心、知識というモチベーションが続くことが大事。金儲けしたいなら古本屋はやってません。本当の知識を身につけたいと思うなら本を読みなさい。」

ライター:千絵ノムラ

DATA
けやき書店

けやき書店

日本近代文学古書の専門店。明治から現在までの初版本、署名本を中心に雑誌や作家の色紙や原稿、書簡などを扱う。年に4回、目録を発行。営業時間は11:00~19:00。日曜、祝日は休業。

〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-9 ハヤオビル6F
TEL : 03-3291-1479
URL : http://keyaki.jimbou.net/catalog/index.php

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