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No.225

浅井由剛 さん

株式会社カラーコード 代表取締役 静岡県地域づくりアドバイザー
まちづくりにデザインを取り込んでいく

神田駅の西口から商店街を抜けて少し歩いたところに、株式会社カラーコードはあります。お話をお伺いしたのは、代表取締役の浅井由剛さん。この町に来たのは5年ぐらい前。当時のビルの社長さんとお知り合いで、事務所移転の際にここを選んだそうです。カラーコードはデザイン事務所で、行政や街づくり、日本の文化的なもののグラフィックデザインを軸に、他には内装をインテリアデザイナーと一緒に企画制作、商品の開発なども手掛けています。

「美大を卒業してそのまま働くのもなんだなと思ったので、3年ぐらい世界を放浪していたんですよ。帰ってきて、お店づくりや、オートバイのウエアを作る仕事を経て、40歳になって、この会社を作りました。」

浅井さんはグラフィックの仕事以外にも、静岡県地域づくりアドバイザーという肩書も持っていらっしゃいます。

「生まれが静岡県沼津市なんです。そっちの方で町興しができないかなと探していた時に、伊豆市修善寺にあるNPOサプライズの人たちと一緒に活動を始めたのがきっかけで、町に興味を持つようになりました。町興しのためにデザインのノウハウが使えないかなと思い、東京と伊豆を行ったり来たりして活動しています。デザインをどういうふうに町の中にいれていくかっていうので、地域の方の為のデザイン講座をやったり。その中で、デザインをこどもの頃から慣れ親しんでほしいと思い、こどもたちに教えるためにはどうずればいいかなと思って始めたのが、こどもたち小学生自身がつくる、町の地図を書こうっていうもので、こんな冊子で。これは小学5年生、これは6年生が参加しています。」

そう言って浅井さんが見せてくださったのは、こどもたちの絵が使われたかわいい冊子でした。さらにお話しをお伺いすると、こどもたち自身でレイアウトし、しっかりと町の人にインタビューしてこのオリジナルの冊子が作られています。とても小学生が作ったとは思えない出来栄え。

「はじめは地域とデザインみたいなところで考えていたんだけど、こどもたちが自分たちの町を知ることで、意識が全然変わってくる子が多かったのと、実際に冊子が物になって出てきた時に、作ったものが色々な人達から褒められるんですよ。そうすると、こどもたちが自分でやったことに対して自己承認が高くなったりして、自分の住む町のことが好きになったり、いろいろな効果がありました。じゃあ1冊だけじゃなくて、ずっと続けていきましょうって」

この冊子は1年に1回制作され、現在5号目を作っているそうです。

「これを東京でもやってみようと思い、去年から準備して、今年やったのが文京区なんです。今までは東京はもうなにもしなくても経済がどんどん発展していって、それぞれの町がブランディングされていました。別に町興ししなくてもいいと思っていたのですが、実際には、東京にも町興しが必要でした。そこにデザインのノウハウとかデザインが使えないかなと。今、これを広めようと思って頑張っています。色々なやり方を考えて5年間やってたんだけど、伊豆と東京で周りの人の影響力・関わり方が全然違うのですごく面白いです。地域性がでますよね。どこの町でも通用するなと思っているので、千代田区でもやってみたい!」と力強くお話ししてくださいました。

 

ライター:EDITORY スタッフ 横尾有紀

DATA
株式会社カラーコード

株式会社カラーコード

株式会社カラーコード 経営に、社会に、生き方にデザインをプラスする。 会社を作る時も、商品を作る時も、企画を考える時もそして、どう生きていこうかと考える時もデザインが必要です。伝えたいことをデザインという形にしてコミュニケーションにプラスする。デザインの考え方をプラスする。 経営、社会、生き方にデザインをプラスしてより豊かに輝ける世の中を 私たちカラーコードは目指していきます。

〒101-0047 東京都千代田区内神田1-10-8 2F
TEL : 03-5577-3150
URL : https://www.colorcode-inc.com/

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